なぜ建具はあんなにスムーズに動く?職人が現場で実践する「調整」の極意
住宅の中で、もっとも頻繁に動かされるパーツといえば「建具」です。
ドアや引き戸が、指一本でスッと動く。
当たり前のように感じますが、実はこれ、現場での緻密な調整作業があってこそ成り立っています。
建具職人の仕事は、工場で作って終わりではありません。
むしろ、現場でその空間に「馴染ませる」作業が本番といえます。
建具を設置する際、まず直面するのが建物の「歪み」です。
どんなに新築の家であっても、柱が完璧に垂直で、床が完璧に水平であることは稀です。
コンマ数ミリの傾きがあるだけで、引き戸は勝手に開いてしまったり、逆に重くて動かなかったりします。
そこで弊社では、現場で「削り合わせ」を行います。
具体的な手順としては、まず建具を枠に当ててみて、どこが干渉しているかを細かくチェックします。
最近では、戸車(ドアの下についている滑車)のネジを回すだけで上下左右の調整ができる便利な金物も増えましたが、最後はやはり職人の手による微調整が、使い心地の差を生みます。
建具職人は常に建物の癖を読み取って作業しています。
現場ごとに正解が異なるため、毎日が新しい発見の連続です。
名古屋近郊で、自分の手で空間の快適さを作り上げたいと考えている方や、使い勝手の良い建具を検討中の方は、ぜひ弊社までお声がけください。
